ザイグルは「まるで炭火で焼いたような」と表現されることがあります。
なぜ、電化製品なのに炭火のようなと言われるのでしょうか。
それは、ザイグルに搭載されている「カーボンヒーター」に理由があります。
カーボンヒーターとは？
カーボンヒーターと言われると電気ストーブを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。カーボンヒーターは遠赤外線ヒーターという枠の中の1つです。
遠赤外線ヒーターは早く温める効果があり、寒い冬にピンポイントで温めたい時によく使われます。電源を入れるとすぐにじんわりと温かくなりますよね。
カーボンヒーターは、この遠赤外線ヒーターをさらに効率よくしたもので、費用対効果が高いヒーターとして知られています。
カーボンヒーターのカーボンとは炭素化合物のこと。
ザイグルのカーボンヒーターも同じく炭素化合物を熱源としており、温めている時に遠赤外線が放射されるようになっています。
だからザイグルは「炭火で焼いたような」と表現されるのです。
炭火焼きが美味しいのは遠赤外線効果
炭火で焼いた肉や魚は、ガスで焼いたものより美味しいですよね。ガスからも遠赤外線は放射されますが、炭火焼きと比べるとその量が少ないそうです。
炭火焼きは強い遠赤外線を発しています。周りにいると体の芯からすごく温かくなるのは、遠赤外線の効果によるものです。
赤外線は輻射熱を使って焼き上げます。輻射熱は素材の外側を焼くと同時に、中も一緒に焼くことができます。サンマを炭火で焼くと、皮は程よく焦げてパリッとして中はふっくらになります。これは皮を焼き過ぎて焦げ焦げになる前に中も焼けているからです。
お餅も炭火で焼くと格段に美味しくなります。
輻射熱の他には電動熱と対流熱があります。
電動熱は鉄板から伝わる熱で焼くことを言います。一般的なホットプレートが電動熱です。対流熱はお湯や油の熱で加熱します。
ザイグルからは赤外線が出るので、輻射熱で食材を加熱します。だから一般的なホットプレートより美味しくなります。
過度な期待は禁物
ザイグルのカーボンヒーターから遠赤外線が出ていると言っても、実際に炭で焼く時ほどの美味さを求めてはいけません。
やはり強さが違いますし、炭火焼きは煙が味付けをしている部分もあります。
一般的なホットプレートより美味しく焼けても、炭火焼きと同程度に期待してしまうと、違いをモロに感じてしまうでしょう。
ザイグルの最大の特徴は、「煙」「匂い」「油はね」が極端に少ない点です。炭火のような美味しさはプラスα程度にとどめておきましょう。
使い始めのうちはコツが分からないのでうまく焼けず、焼き過ぎてパサパサになることがあります。でもこれは慣れなので、慣れたら煙を出さずに野菜も肉も美味しく焼くことができるようになります。
そこにプラスαの美味さ(遠赤外線)が足され、「ザイグルで焼くと美味しい」と思うようになります。
ぜひ味わってみてください。
